ピンチに役立つ!やっていなくて後悔した子どもの急病や事故に備えておくべき5つのこと

ピンチに役立つ! やっていなくて後悔した 子どもの急病や事故に備えて おくべき5つのこと

子どもは急に病気になったり、意図しないタイミングで事故をして怪我をしたりします。

そんな時どう対処するか準備はできていますか?

残念ながら私は準備ができていませんでした。何度か我が子が急病や事故で不安でしょうがない時間を過ごしたことがあります。

今思えばですが、あの時こうしておけば良かった、こういう備えが必要だったなど、思い直す部分が多々あります。

子育てをしているパパママが同じような思いをできるだけせず、事態が起こる前にどういう準備が必要なのかをご紹介したいと思います。

この記事を読んで分かること
  • 急病や事故に備えておくべき5つのこと
  • 乳幼児期の急病や事故の体験談
目次

急病や事故になる前に備えておくべきこと

普段はバタバタと忙しく過ごしていたり、疲れていたりで何かがあった時のことまで考えられないという方も多いのではないでしょうか?

何も起こらなければ問題はないのですが、乳幼児期の子どもは急に病気になったり思わぬ事故を起こしてしまいがちです。我が家でも十分経験済みで、今考えるともっと事前に準備をしていれば良かったなと思わされます。

ただ、普段は事故が起こっていないから後回しにしがちですが、事前に準備をしているだけで、落ち着いて行動しやすくなるのは間違いのないでしょう。

では、どんな準備をしておけば良いのでしょうか?何をしておけば良いのか分からない、そんな方のために備えておくべき5つのことをご紹介します。

実際に急病や事故を経験した私が必要だと感じることです。悩み解決のお役に立てば嬉しいです。

急病や事故に備えておくべき5つのこと

病院救急病院を知っておく

相談窓口を覚えておく

③ いつでも病院にいける準備をしておく

④ 病気や怪我の知識をつけておく

⑤ 家族の中で情報共有をしておく

病院救急病院を知っておく

みなさん、平日の日中に診てくれる行きつけの病院は知っていますよね。特に普段よく行く内科の病院を知っている方は多いのではないでしょうか。

ただ、外科の病院となるとどうでしょう?子どもがドアに手を挟んでしまうかもしれません。

これは外科に限ったことではありませんが、風邪で鼻水が止まらない季節には耳鼻科、歯が痛い時には歯科の病院が必要ですよね。

子どもだけの話ではありませんが、病気や事故にあった時に適切に診てもらえる病院がどこにあるのか、どの時間帯に診てもらえるのかなどの詳細な情報を把握しておくことはとても大切です。

いつもは開いている病院が時間帯や曜日によってはやっていないという場合もあります。病院の診療科目や大まかな位置など複数知っておくといざという時に役立つ可能性が高くなります。

休日などかかりつけの病院が、診療時間外のこともあるため、近場の救急病院もあらかじめ必ず把握しておいた方が良いです。

病院で把握しておいた方が良いポイントをまとめてみました。

病院情報で把握しておきたいポイント 〜

  • 住所
  • 電話番号
  • 診療科目
  • 診療受付時間

行きつけの病院だけでなく、夜間・休日診療を行っている救急病院の情報も調べておきたいね。

② もしもの時の相談窓口を覚えておく

もし、子どもが急病や事故で怪我をした時はどこに連絡をしますか?

慌てないようにもしもの時の相談窓口を知っておきましょう。

ケース別に相談窓口をまとめてみました。

❶ 明らかに緊急を要する場合

119に電話

すぐに救急車を呼んでください。お子さんの命や身体が何より大切です。

怪我をして、下記のようなケースでは救急車を呼んだ方が良いとされています。

  • 子どもの意識がもうろうとしている
  • 呼びかけても反応が鈍い
  • 多量の出血があって止まらない
  • 痛みが強く動けない

緊急時は迷わず救急車を呼んだ方が良いんだね!

❷ 病状や怪我の状況を相談し、病院に行くかどうかを判断したい場合

診療時間内

症状の治療をしてくれそうなかかりつけ医の先生に相談をしても良いかもしれません。

ただ経験上、先生が診療中で忙しくされている場合、受付の方に「分かりました、来てください」とだけ言われるケースもあります。

もし相談して総合的な見地からアドバイスだけをもらいたいという場合には、下にご紹介している♯8000#7119に電話をしてみた方が得たい情報をすぐに得られるかもしれません。

診療時間外

♯8000( 子ども医療電話事業)に電話

夜間20時〜翌朝8時の間、年中無休で繋がる小児救急の相談ができます。
※自治体によって対応時間が異なる場合があります。

※サービス提供エリアが全国ではなく限られたエリアになるので、事前に自分のエリアがサービス提供エリアかどうか確認が必要です。

#7119(救急安心センター事業)に電話

24時間年中無休で繋がる全年齢の救急相談ができます。
※自治体によって対象年齢や対応時間が異なる場合があります。

❸ 自分で病気や怪我の症状を調べて病院受診判断の目安にしたい場合

まずは自分でお子さんの症状を調べてみたい病院を受診するかどうかを判断したい、という方もいると思います。

また、#8000や#7119に電話をしてもなかなか電話が繋がらないい時もあるかもしれません。

そんな時に役に立つのが、下の2つのウェブサイトです。どちらも日本小児科学会が監修しているサイトのため、信用して使いやすいサイトだと思います。

症状別に診断シュミレーションをしたい場合

こどもの救急(ONLINE-QQ)

こどもの救急

出典:『 こどもの救急(ONLINE-QQ) 』

生後1ヵ月〜6歳までの子どもを対象に、症状別に調べられるようにとても分かりやすくまとめられています。

現在の症状に当てはまる症状をチェックボックスでチェックしていくことで、現在起こっている症状がどの程度深刻でどのような対応が必要になるかを診断することができます。

トップページに気になる症状別にリンクがまとめられているため、すぐに診断(シュミレーション)を行うことができます。

事故別に事例を確認し対処法を知りたい場合

こどもの事故と対策

こどもの事故と対策

出典『 こどもの事故と対策 』

こちらのサイトは、起こった事故をもとに情報を調べることができます。

事故が起こってしまった後でどのように対処をすれば良いかを確認できる内容になっています。

事故ごとに予防策もまとめられているので、時間に余裕がありそうな時に見ておくことで、いざ事故が起こってしまった時にどのように対応すれば良いかを判断しやすくなるかもしれません。

③ いつでも病院に行ける準備をしておく

いつでも病院に行ける準備をしておくことは、とても大切です。

急病や事故は予期せず起こります。急な事態に備えて、いつでも病院に行ける病院セットを準備しておきましょう。

事前に準備しておきたい病院セット

必ず入れておきたいもの

⚪︎母子手帳
⚪︎健康保険証
⚪︎医療証
⚪︎おくすり手帳

普段病院に行く時に必要な証明書類は必須ですね。処方履歴の分かるおくすり手帳も忘れずに持って行きたいですよね。病院セットの中に常に入れておくと慌てた時に忘れません。

必要に応じて入れておきたいもの

⚪︎ティッシュ
⚪︎着替え
⚪︎ゴミ袋
⚪︎オムツ
⚪︎オムツ替えシート
⚪︎お尻拭き
⚪︎ガーゼ(乳児)
⚪︎ジュース・お菓子類
⚪︎おもちゃ・ぬいぐるみ

お子さんの年齢によっても持っていくものは変わってくると思います。ティッシュや着替え、ゴミ袋は共通で、状況に応じて必要なものを入れておくのが良いかもしれません。

病院セットを常にリュックサックやバッグの中に準備をしておけば、すぐに病院に行くことができます。

ぜひ、急に病院に行かないといけなくなった時のために、準備をしておくことをお勧めします。

病気や怪我の知識をつけておく

病気や怪我の知識をつけておくと、いざ何かが起こった時にすぐに対処できやすくなります。

もちろん、日々家事や子育てに忙しくしている中で知識を得ていくというのは、簡単なことではないかもしれません。

ただ、お子さんの年齢でかかりやすい病気や怪我やトラブルが起こった時にどうしたら良いのかという対処の方法は想定していた方が、安心できるかもしれません。

下のサイトは上でも紹介したサイト『 こどもの事故と対策 』の情報がPDFにまとめられている資料を見ることができます。

参考にしてみてください。

事故が起こった時の対処の仕方を少しずつでも覚えておくと役に立つね

家族の中で情報共有をしておく

家族の中で情報共有をしておくこともとても大切です。ママだけが知っていてもママがパニックになった場合、パパはどうして良いのか分からず混乱してしまうかもしれません。

また、病院セットの中身や置いている場所、何かあった時に持っていく必要があることなどを事前に情報共有しておくことで、すぐに病院に向かうこともできるでしょう。

「こういう時はこうしようね」「救急安心センターに電話をしようね」などと、ママパパで共通認識を作ってトラブルが起こった時の対応を理解しあっておくと良いと思います。

万が一充電切れなどで携帯電話が使えなくなった時のために、救急病院の連絡先などは紙や手帳にも書いて残しておいた方がすぐに見ることができるかもしれません。

情報共有をしておいた方が良いことをまとめてみました。

情報共有をしておいた方が良いこと 〜

  • 事故や病気になった時の対応と流れ
  • 病院リストと救急病院の連絡先
    紙に書いて見える場所に貼っておく
  • #8000と#7119の内容
  • 病院セットの内容と置き場所

事前に情報共有しておくことで慌てずに行動できそうだね。

トラブル体験談

子育てをしていて、急病や突発的な事故で我が子が2歳になるまでの間にトラブルが大きく3つありました。

トラブルは次の3つです。

① ミルクの大量吐き戻し
② 高所からの落下 → 頭部から落ち頭を強打
③ 夜間の高熱

① ミルクの大量吐き戻し

トラブルの内容ミルクの大量吐き戻し

発生時期生後数ヶ月

対処した方法家の中で様子を見た

生後数ヶ月に満たない我が子が、夜中に大量のミルクを続けて何度も吐きました

初めての子どもでミルクのあげ方からオムツの替え方まで全てが不慣れな中で、急に大量のミルクを滝のように吐き続けた娘にとてもびっくりしました。

何が原因で吐いたのか、体調がどの程度深刻なのか、また、どう対応して良いのかが全く分からなかったため、とても心配でした。

夜中だったこともあり、咄嗟のことでどこに問い合わせて良いのかも分からず、戸惑いました。

ただ、当時子どもが生まれたてだったこともあり、看護師として働いていた義母がサポートで家にいてくれていて、症状などから恐らく大丈夫だろうという判断に至り家で様子を見ました。

翌日子どもの体調も回復し、ミルクを飲んでも嘔吐しなかったため事なきを得ました。

娘の体調が悪かったのか、ミルクの量が多かったのか原因は分かりませんでしたが、元看護師の義母がいなかったらパニックになっていたに違いありません。

② 高所からの落下 → 頭部から落ち頭を強打

トラブルの内容高所から落下して頭を強打

発生時期10ヶ月頃

対処した方法#8000に相談して様子を見た

長椅子の上にいた子どもが頭から床に落ち、頭を強打しました。

子どもがハイハイを卒業し一人歩きできるようになって少し経った頃に起こりました。

目を離した隙に、いつの間にか子どもが自分の力だけで長椅子に登り、高さ70cmある背もたれから落ちてしまいました。

隣の部屋で仕事をしていた私の耳にとても大きな「ドン!!!!」っという大きく鈍い音が聞こえてきました。

何が起きたのか分からず駆けつけると、夕食の準備をしてくれていた妻が子どもの頭を抱き抱えていました。

正直とても焦りました…。

幼い娘が頭から地面に落ちた衝撃で、頭に何らかの障害が残ってしまったら…と考え、すぐに病院に子どもを連れて行くべきかをネットで調べました。

その時に検索で出てきたのが#8000でした。聞いたことはあったのですが、#8000がどういうものかということをきちんとは覚えていませんでした。

すぐに#8000に電話をして状況を伝えました。そして、担当の看護師さんから助言を得ました。

子どもの様子や症状からたんこぶはあるものの出血はなく、意識ははっきりしていて嘔吐もなかったので、様子を見るという判断になりました。

その後、幸いにも後遺症らしきものは今のところ出ていません

子どもは成長がとても早く、直前までできなかったことが次の瞬間にはできるようになっているので、どんな時でも子どもから目を離せないですね。

特に高い所は本当に気をつけないといけない、と身を持って知った出来事でした。

③ 夜間の高熱

トラブルの内容夜間の高熱

発生時期1歳3ヶ月頃

対処した方法救急病院を受診した

夜間に高熱が出て夜間診療をしていた救急病院に行きました。

乳幼児を子育てしていると、夜間の高熱は一度は必ず経験があると思います。

高熱の原因は様々あると思いますが、ちょうどコロナウィルスが蔓延している時期ということもあり、なかなか熱が下がらなかったため近くの救急病院で診てもらうことにしました。

高熱が続いたにも関わらず、解熱剤の頓服薬が無かったので、苦しそうな我が子を見ていて心配になったのも事実です。

幸い、救急病院の連絡先が載った冊子を見える場所に置いていたため、すぐに連絡をとることができました。

お医者さんにも診てもらい、薬ももらい、娘の状態も落ち着いたため、安心することができました。

何かあった時にどのように対応するかを理解しておくことで慌てることなくスムーズに対応できるのだなと実感した出来事でした。

いかがでしたでしょうか。やはり、備えあれば憂いなしという諺にもある通り、不足の事態が起こった時にどう対応して良いかを理解して覚えておくのとそうでないのとでは大きな差がありますね。

まして、子どもの命に関わるような一刻を争う事態であれば尚更です。急病や事故がないことがベストですが、絶対に起こらないとは言い切れません。

起こった時にどうするのかを理解し、準備をしておきたいですね。

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